介護職の給料

介護職の給料


– 私も派遣会社に所属して介護の仕事をした方がいいかな?

  1. リーダー誘われる

私は外国人です。そして日本の介護施設で働いているんです。ここで4年以上勤務していた。ある日、施設長が私を呼んで面談をしようと言った。私に介護職員のリーダーの役割を担ってやれと言った。

  • [え〜?私がどうやってリーダーを するんですか? 無理です。リーダーの役割をどうするのかも分からないし、外国人のくせにどうやってリーダーをするんですかね。 無理。無理。]

と言ったら、

  • 「あなたが外国人であることとリーダーをすることは特に関係がない。 そしてリーダーだからといって特に難しい仕事を引き受けるわけでもないし、どうせ今お前はリーダーの役割をすでに果たしている。 ただ名称だけつけるのだよ」と言われた。
  • [….(私がすでにリーダーの仕事をしていた?)…]

私も知らなかったことを施設長から聞いた。私は、一旦断った。しかし施設長は、数ヶ月後に再び私を呼び、私に再びリーダーを引き受けて仕事しろと言った。リーダーをすれば、手当てがつくと言った。責任者が二度も呼んで言うので、わかったと受諾した。まーわからないんですけど、してみようか?そして手当てもつくと言っていないか?

職場で人を動かせる力を持つことは、結局、給料だ。そうじゃないかな?本人の基本的な生活を維持するために仕事をするのが一番最初ではないか?本人の基本的な生活が安定していない状態で、どうやって他人の生活が安定するように助けることができるのか?

もちろんお金が職場生活の全てとは言えないが、大きな部分を占めているのは事実だ。この事実を誰が違うと言えるだろうか?

  1. リーダーの役割と手当

私がリーダーをすることにした後でも、特に特別なしことはしなかった。出勤日に、その日出勤する職員を活用してその日の日課がうまく回るよう指示し、足りない部分は再び調整する仕事をした。週間単位で決定される、日課表と業務担当表をエクセルで整理して知らせ、勤務時間を調整するなどの仕事をした。 そして他の外国人職員には、業務で使われる日本語を教える仕事をした。

利用者の家を訪問したり、病院に行くことがあれば同行することなども並行して行った。新しい新入社員たちに、施設の流れを説明し、基本的な介護の仕方などを教え、注意事項を伝えてくれた。こんなことは、私がリーダーになるずっと前からすでにやっていたことだ。こういうのがリーダーの役割なのか?

あ、もちろん追加でリーダーの手当てがついた。猫の額くらい。私は1万円くらいもらえるかな、と思ったけど1万ウォンってなんだよ··· 期待が大きすぎた。月に5000円が追加された。それも税抜きで4千何百円だった。

信じられない。月に5000円ぐらい、あっても、なくっても、別に。5000円もっともらって、私はリーダーになった。リーダーと呼ばれる奴隷ではないかと思う。

  1. 初めての派遣会社の社員

リーダーになってから一週間後、新しい職員が入ってきた。その職員は、派遣会社の職員だった。私は派遣会社がどんな会社かよく分からなかった。「派遣会社、派遣社員」という言葉は、日本に来て初めて聞いた言葉で、システムだ。実際に仕事する時は、うちの介護施設でやっているがうちの施設の職員ではないんだって。

  • […どういうこと?]

最初はよく理解できなかった。それはどういうこと? ここで働いていても、ここのスタッフではない?後で何度も説明をしてもらってから理解した。

実際、他社の社員だが、働くところは私たちと一緒に働く。そして働く場所は変わることができるという。働く場所は、派遣会社と契約関係にある介護施設である。働く勤務地が変わることもありうるが、勤務地が変わったからといって、実際に介護施設で職場を退職するわけではなく勤務地だけが変わる状況だという。

最初は理解できなかったが、今はなんとなく理解している。もちろん給料も派遣会社からもらうんだって。給料の決定は、派遣会社と仕事する人が契約して決まる。何で複雑だなっと思った。簡単に考えたら、他の会社員と一緒に仕事をすること。

派遣会社の社員が、ある介護施設で勤務することになった場合、介護施設で一ヶ月間の給料を直接その派遣社員に直接与えるのではなく、派遣会社に支給するようだ。

その後は、派遣会社で中間手数料を除いて残りの金額から一定部分をその派遣社員に支給するようだ。私が理解したシステムはこれくらいだ。私が間違って理解しているなら、派遣会社の関係者がこの文を読んだら、私に正確な情報を教えてください。

派遣会社の初出勤日だった。その派遣社員の名前は前田さんだ。前田さんは、朝の朝礼の時間にみんなにあいさつをして本人のことを紹介をした。その後、施設長にこの施設について基本的な業務と流れを教えてあげてっと言われた。

私は、その前田さんと他のすべての職員の前で

  • [はい、わかりました。 任せてください。私が厳しく教えます]と大声で言った。

派遣社員の顔は緊張した顔に変わったが、他の社員は皆笑った。戸惑った前田さんに、すぐそばに立っていた別の職員が言葉を付け加えた。

  • [今、カイさんが冗談を言ってるんですよ。 ここにいる人の中で一番優しい人だから心配することはありません。 ただ言葉だけです]

ようやく前田さんの顔が明るくなり、「よろしくお願いします」と答えた。

  1. 前田さんと協力

朝から前田さんを連れて行き、施設の紹介をした。現在私たちの施設を利用している高齢者の紹介、そして基本的な介護方法、ベッドメイキング、介護記録の作成方法、勤務関連書類の確認方法、コロナ感染防止対策に関する基本事項などを説明した。

そして午後には訪問介護に同行させて一緒に訪問介護の仕事をした。訪問介護を行う家に訪問し、基本的な介護方法を教えてあげた。利用者の家族さんに

  • 「私たちの新しい職員です」と前田さんを紹介もした。

そうして訪問介護を終えてから、施設に一緒に歩いて帰る道で個人的な話を少し交わした。

  • [私は外国人です。前田さんは日本人なのに、外国人の私が仕事を教える状況になってなんか申し訳ないです。 日本語もまだまだなのですみませんでした。いろいろ心配です。 プライドがさがったり、気分を悪くしないようにお願いします。]と言った。
  • [いいえ、いいえ。 そんなことは全然ありません。 日本語も日本語ですが、仕事を説明してくださる時に難しい日本語の単語を全く使わなくても、こんなに簡単な日本語だけを使って正確で分かりやすく説明されるのを見て感心しました。 すごいです。]と褒められた。

私はその褒め言葉を聞いて、少し気分がよくなった。人なら、誰でも褒められると気分がよくなる。ほめ言葉は動物でも踊らせるっと話があるんじゃないか。いろいろな話をしていて、前田さんが私に聞いた。

  • [ここで働く職員の給料はどのぐらいですか?]
  • [そうですね。ここは勤務形態がフルタイムもあるし、アルバイトもあるし、夜間勤務だけする人もいるし、1日に4時間だけする人もいて色々あって一言ではっきり言うのが曖昧です。 一応、私はフルタイムで仕事をしますが、月に18万円くらいもらうんです。]

と言った。

そうだ。私の給料は月18万円だ。もうリーダー手当ももらえるようになったので、18万5千円かな?前田さんは少し驚いた顔だった。

  • [給料が少ないんですか?私は他のところで働いた経験がないんです。]
  • [そうですね。ちょっと少ないんですね。]
  • [そうなんですか、前田さんは、ここで働いて月にいくらもらいますか?]

と聞いた。

前田さんは本人の給料を私に言ってくれなかった。私は急に気分が悪くなった。 いつも日本人はこんな感じだ。人の個人的な情報は、植木鉢に水をやるように軽く聞くが、いざ本人の個人的な情報は言わない。

私はここに入社して2年目の年に、2年目の秋、給料にさらにボーナスを5万円もらったことがあった。その当時、一緒に働いていた10年以上の正社員だった同僚が私にボーナスを聞いてみた。

  • [カイさん、ボーナスはどれくらいもらった?]
  • [5万円いですね]
  • [そうなんだ]
  • [あなたは?]と私が問い返したとき、

その職員は私の質問に答えずに他の所に行ってしまった。あの時の私の気持ちは最悪だった。基本的に相手に対して失礼じゃない?

本人の個人情報を話したくないなら、相手にも質問するな。相手に対する失礼だ。相手が外国人なら、失礼なことを気楽に質問してもいいと思うのか?私はそう感じる。

….

前田さんは、本人の給料は話してくれ、最後まで言ってくれず、時給は言ってくれた。

本人の時給は1800円だと言った。

  • [1800円?そんなにたくさんもらうんですか?]

私はびっくりした。私はいつか、給料を時給で計算したことがあり、1000円くらいだった。ショックだ。私より2倍近く時給をもらうなんて。

私は前田さんに言った。

  • [もし、私がここでクビになったら、派遣会社を紹介させてください。 私もその時給もらって働いてみましょう]と冗談を言って、前田さんと一緒に笑った。

その時は冗談のようにショウタさんに話しましたが、その日の夕方、家に帰ってきてここを退職して、派遣会社に志願して働かなければならないのか? と一人で深刻に悩んだ。

  • 「いつか、この会社を辞めることになる場合が来たら、派遣会社を一度調べてみよう。 それまでは一応、ここで経歴を積もう」

という結論を出した。

前田さんは数カ月後、別の介護施設に派遣され、移った。お元気ですか? 前田さん。